

新年明けましておめでとうございます。
昨年度を振り返ると、日本中が大きな衝撃と悲しみに包まれた東日本大震災に触れずにはおられません。今年は復興が一層推進され、明るい年になるように祈念するとともに、私共も大震災を風化させることなく、専門職団体として災害時の人材育成や支援体制の構築など、常に整備・充実をしていくことが重要です。一方、看護界に目を向けますと、看護師特定能力認証制度の創設や看護職の「雇用の質」の向上に向けた取組が国政レベルで論議されるようになり、今年は看護界にとりまして大きな変革期を迎えようとしています。
新年に当たり、今年度の京都府看護協会の抱負・特に取り組むべき重要事業を記載致します。
まず、今年度の最重点事項は新公益社団法人への移行です。昨年度の総会で、新定款と新公益法人移行が可決されましたので、昨年の9月に所管官庁に新公益法人移行への申請書類を提出し、現在は所轄官庁の審査中です。4月からは公益社団法人京都府看護協会の設立を皆様にご報告できることと期待しております。
次に、今年は北部の訪問看護ステーションが大きく変わります。天の橋立訪問看護ステーションは、与謝野町から旧岩滝町立岩滝会館跡地をお借りし、現在新築中です。2階建ての建物で、1階部分は訪問看護ステーションとして、2階部分は京都府北部の看護職確保・定着対策拠点の機能も担うべく、相談・研修施設等を配置しました。昨年10月に京都府及び与謝野町長様等関係各位にご出席頂いて地鎮祭を行いました。今年の3月中旬には完成し、4月からは新装なった建物で訪問事業を行う予定です。また、天の橋立訪問看護ステーションのサテライトを設置する加悦地区の地域共生型福祉施設は「やすらの里」と名付けられ、来年9月の完成を目指して現在建築が進んでいます。宮津訪問看護ステーションと協力して、天の橋立訪問看護ステーションが訪問看護のための北部地区の基幹ステーションとして、名実ともに大きく飛躍を遂げるように、協会としてより一層の力を注ぐ所存です。
第三に、看護職の労働条件・労働環境の改善対策としては、昨年から3事業を開始しました。第1に日本看護協会と連携して、ワークライフバランス(WLB)ワークショップを開催しておりますが、この事業には府内の4施設に参加して頂き、現在はアクションプランの実行中です。今年はこの4施設の取組の深化とともに、新しく取り組む施設を募集し、これら4施設の実践や示唆を基に、府内医療施設におけるWLBの拡大を目指して活動致します。第2に京都府の委託事業として看護職員就業環境改善相談事業にも力を入れていきます。これは、看護職員の就業継続に関する不安や悩み等への電話相談、医療機関管理者・人事担当者からの職場の就業環境改善に関する相談や面接等の事業です。現在、地区毎に相談会を開催する等相談をしやすい方策も検討中です。第3に京都労働局の取組として、昨年看護職等の「雇用の質」を改善するプロジェクトとして企画委員会が組織されました。この委員会は府内の主要な医療団体の長及び当看護協会がメンバーとなって組織されています。企画委員会の取組はこれからですが、看護職等の雇用の質が向上するような職場づくり・人づくり・ネットワークづくりを柱に検討が進んでいます。今年度はこの3事業をより一層推進し、看護職の労働条件・環境の改善の取組が広く普及・浸透するように活動していきます。
これら重要事業を中心に、今年度も会員の皆様のご意見を反映しながら積極的に各種事業を推進致します。今年度が、本協会および会員の皆様に取りまして、一層の飛躍の年になりますことを祈念しております。
